気になる(きになる)色(いろ)、好き(すき)な色(いろ)、嫌い(きらい)な色(いろ)、なぜかよく目(め)が行っ(いっ)てしまう色(しょく)というのは誰(だれ)にでもあると思い(とおもい)ます。色(いろ)は私たち(わたしたち)に様々(さまざま)な影響(えいきょう)を及ぼ(およぼ)しているそうです。シーツやカーペットの色(いろ)を変え(かえ)ただけで気分(きぶん)ががらりと変わっ(かわっ)たという経験(けいけん)はありませんか。色(いろ)には気分(きぶん)以外(いがい)にも、実際(じっさい)に身体(しんたい)まで変化(へんか)させる力(ちから)があるらしいです。それを教え(おしえ)てくれる学問(がくもん)が色彩(しきさい)心理学(しんりがく)です。例えば(たとえば)、赤い(あかい)色(いろ)を見る(みる)と血圧(けつあつ)が上がったり(あがったり)、脈拍数(みゃくはくすう)が増加(ぞうか)します。また、青い(あおい)色(いろ)を見(み)た場合(ばあい)はその逆(ぎゃく)で、血圧(けつあつ)が下がり(さがり)、脈拍数(みゃくはくすう)が減少(げんしょう)するという変化(へんか)が起こり(おこり)ます。この変化(へんか)は、目(め)を閉じ(とじ)たままの状態(じょうたい)でも同じ(おなじ)だそうです。一部(いちぶ)では医学(いがく)でも色(いろ)の持つ(もつ)効果(こうか)は取り入れ(とりいれ)られているそうです。実際(じっさい)に高血圧(こうけつあつ)の患者(かんじゃ)に青い(あおい)パジャマを着せ(きせ)たり、不眠症(ふみんしょう)の患者(かんじゃ)を青い(あおい)部屋(へや)に入れて(いれて)眠らせ(ねむらせ)たりと治療(ちりょう)効果(こうか)をあげています。武田(たけだ)信玄(しんげん)が人(ひと)の気持ち(きもち)や感覚(かんかく)を色(いろ)によって変化(へんか)させた話(はなし)があります。戦国時代(せんごくじだい)、武田(たけだ)信玄(しんげん)率いる(ひきいる)騎馬(きば)軍団(ぐんだん)は、「赤備え(あかぞなえ)部隊(ぶたい)」として恐れ(おそれ)られていました。川中島(かわなかじま)の決戦(けっせん)の際(さい)に、軍旗(ぐんき)はもちろん、装束(しょうぞく)もすべてを真紅(しんく)に染め上げ(そめあげ)て川中島(かわなかじま)の決戦(けっせん)に臨み(のぞみ)、上杉(うえすぎ)軍(ぐん)を苦しめ(くるしめ)たという言い伝え(いいつたえ)があります。色彩(しきさい)心理学(しんりがく)的(てき)に考える(かんがえる)と、赤(あか)は戦場(せんじょう)となる緑(みどり)の草原(そうげん)では強烈(きょうれつ)なインパクトを与え(あたえ)ます。しかも赤(あか)は膨張色(ぼうちょうしょく)でもあるので、実際(じっさい)よりも兵士(へいし)の数(かず)が多く(おおく)見え(みえ)たのではないでしょうか。また、赤(あか)は血(ち)の色(いろ)と同じ(おなじ)なので、兵士(へいし)が負傷(ふしょう)した場合(ばあい)でもその箇所(かしょ)が目立ち(めだち)づらく、戦意(せんい)を喪失(そうしつ)することを妨げる(さまたげる)ことができたのではないかと考え(かんがえ)られます。このように、色彩(しきさい)は肉体(にくたい)や気分(きぶん)、相手(あいて)の気持ち(きもち)をも変化(へんか)させてしまう魔法(まほう)のような魅力(みりょく)があります。色彩(しきさい)心理学(しんりがく)を学ぶ(まなぶ)と、皆さん(みなさん)も色(いろ)のとりこになってしまうかもしれません。
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